その他 (9) ラーメンの図書室
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全国ご当地麺紀行 全国ご当地麺紀行
はんつ遠藤 ゼネラルプレス 1200円 03年9月 ISBN4-87641-459-9
この本を書いた理由について、次のように述べている。
大の旅行好きでいろいろなところで出没し、その土地の名物料理を追及しているうちに、ふと麺料理が多いことに気づいた。これが、ラーメンやうどん単体でなく、麺料理全般を取り上げた理由である。
表紙にのっている名物料理を以下にあげる。
伊勢うどん、稲庭うどん、瓦そば、京都ラーメン、久留米ラーメン、冷やし麺、白川ラーメン、ローメン、味噌煮込みうどん、富士宮焼きそば、耳うどん、じゃじゃ麺、横手焼きそば、和歌山ラーメン、盛岡冷麺、ちゃんぽん、沖縄そば。
著者は、平成15年10月にオープンしたフードテーマパーク「大阪ヌードルシティ『浪花麺だらけ』」をプロデュースした。出店している店の多くが、本書で紹介されている。
日本の麺文化を分かりやすく紹介した、非常にユニークな本である。 
(04/1/14)
日本の食材 おいしい旅 日本の食材 おいしい旅
向笠千恵子 集英社 700円 03年7月 ISBN4-08-720202-x

著者はフードジャーナリスト。
日本列島を北から順に、著者の出会った伝統食、知られざる逸品、うまいものを素材の観点から取り上げている。それぞれが、見開き2ページのなかに書かれている。巻末には、店の連絡先一覧がある。
ラーメンについて触れているのは、次の2箇所。
南富良野のラーメン。湧き水を使っているところがポイント。
盛岡の「じゃじゃめん」。平打ちのうどんのような麺にきゅうりのせん切りキザミねぎをのせ肉みそがかかり、紅しょうががのる。中華麺を使うこともある。(03/10/25)
風水ラーメン占い 風水ラーメン占い
はんつ遠藤 占い監修:マダム・マーシ 主婦の友社 1400円 03年3月 ISBN4-07-236346-4

「風水、ラーメンは中国で生まれた。『陰陽五行』からみると、深い関係がある」と前説にかかれている。かなり無理があると思うが。
「生まれ年で見る相性ぴったりラーメン」「選んだラーメンで性格診断」「目的別チャート占い」「星座別おすすめラーメン」「血液型別おすすめラーメン」「ラーメンコラム」からなる。
著者に膨大なラーメンに関する知識の裏づけがあるので、何とかまとめているといったところだろう。
いくらラーメンブームだからといって、「風水」と「ラーメン」のコラボレーションは、無謀である。(03/9/19)

支那そば館の謎 支那そば館の謎
北森 鴻 1500円 光文社 03年7月 ISBN4-334-92398-4
ラーメンブームは恐ろしい。「支那そば」とか「ラーメン」とタイトルにつけば、みさかいもなく買ってしまう人がいる。私です。そこを狙った本?
京都に関するミステリーなのだが、タイトルの由来は、「ラーメンこそ日本独自の箱庭文化に通じる。京都独特の民家様式町屋造りは、箱庭そのものであり、ラーメンに似ている。町屋で殺人事件が起こった」 これだけです。
ラーメンがどうのこうのなどという記載は一切ありません。はっきり言いますと、この本はラーメンと関係ありません。
慌てて購入することのないようにしましょう。(03/9/17)
通販ラーメン厳選110杯 通販ラーメン厳選110杯 
石上秀幸責任編集 株式会社ワニブックス 1500円 02年3月 ISBN4-8470-1431-6


責任編集者の石神秀幸は、テレビチャンピオン第3・4代ラーメン王。
冒頭に、「袋の中から出てきたのは店の雰囲気そのもの。通販ラーメンは侮れない」と石神が書いています。
ラーメンの具の作り方、特に「半熟煮卵」は必読。漢に画鋲で穴をあけて茹でると黄身が偏らない。冷蔵庫に2〜3日寝かせると、皮がつるりと剥ける。濃口しょう油をだしで薄めたものに2時間以上つける。卵に穴をあけるための道具が売っている店まで書いてあります。
有名店カップラーメンの25品種も紹介されている。
最後は、「通販ラーメンQ&A」で懇切丁寧に教えてくれる。
ところで、私が取り寄せりたりして食べたことのあるのは、110杯のうち3杯だけ。カップラーメンに至っては、1個も経験ありません。(02/8/21)
決定版 日本グルメ語辞典 決定版 日本グルメ語辞典
大岡 玲 小学館文庫 514円+税 99年11月 ISBN4-09‐417111-8
著者は、90年に「表層生活」で芥川賞受賞。酒や食に関するエッセイが多い。
料理や味に関する言葉や言い回し36語について、ユーモアを交え、薀蓄を傾け、少し羽目をはずして解説する。
その36語は、キレ、深い、仕事、まったり、懐かしい、結婚、宇宙、コシ、立つ、後味、ハーモニー、豊潤、野趣、淡麗、はんなり、頬っぺたが落ちる、やみつき、こだわり、さっぱり、鮮烈、滋味、食べ頃、高貴、乙、玄妙、安定感、とろける、あえか、ビロード、豪快、風味、本物、魅惑、ほろ苦い、凝縮、グルメ
どうです、すべてラーメンの表現に使えるでしょう。(03/10/8)
日本食材百科事典 日本食材百科事典
講談社編 講談社α文庫 1480円 99年5月 ISBN4-06-256347-9
文庫本なのにタイトルが百科辞典。文庫にしては高価であるが、非常によくできた本だ。鮮明な写真のカラー図版が2000点あって、これがなかなか見ごたえがある。ページの下には市場取り扱い価格が載っている。
ちょっと調べてみようと開いてみると、結構解決する。
こうした本ができるのは、日本の文庫文化の誇れる一面だと思う。(03/11/18)
ラーメンの街に日が暮れて ラーメンの街に日が暮れて
百田建夫  みくに出版 1800円 94年8月 ISBN4-89524-452-0
以下の説明文にこの本の目的が記されている。
取次店・書店の皆様へお願い
この本は昭和33年当時に出版されたという設定です。したがってシミや汚れはワザとつけたものです。ハネたり返本しないでください。お願いします。
1994年3月に開館した「新横浜ラーメン博物館」の地下には、昭和33年当時の街並みがリアルに再現されています。この街を施工するにあたりスタッフはまず住民台帳をつくりました。住民台帳とはこの街に住む人々の氏名から生年月日、家族構成、職業、趣味、性格などを細かく記したもの。この住民台帳があったからこそ、街に生命を与えることができ、物語を持った街が生まれたのです。この本はその街の愛すべき住民たちを楽しく紹介しようと試みたものです。筆者「百田建夫」はこの街に住む架空の学生。彼が大学在学中にアルバイト記者として手伝った町内新聞の記事を一冊にまとめたのがこの本で、いったん昭和34年に発刊されたという設定となっています。さらに、その売れ残りが鳴戸町立図書館に収蔵されたままになっており、図書館の改修時に再び日の目を見たというバックストーリーを持たせました。したがって、この本のエイジング(人工的なシミやヨゴレ)処理は、新横浜ラーメン博物館の地下の街同様、昭和33年頃の雰囲気をリアルに表現するための装丁テクニックとして用いたものです。
※店頭に並べるときはこの帯をはずしてください。(03/11/28)
アジアラーメン紀行 アジアラーメン紀行
森枝卓士 徳間文庫 762円 90年11月 ISBN4-19-599220-6
著者はフォトジャーナリストとしてカンボジア戦争と難民の取材のためタイの国境で生活していたことがある。アジアの食について豊富な体験と知識を持つ。
なぜラーメンが日本の国民食となったのかという視点から、アジアの麺文化を、説得力がある豊富な写真を使って多角的に分析しようとしている。
著者は「かんすい」について次のように指摘している。『ラーメン大好き』(東海林さだお編)に、「鹹水(かんすい)は、中国奥地の鹹湖の水であったと言われている。・・・・・・・」と記載されているが、「鹹」は塩で、「鹹湖」は塩分を多く含んだ湖のことである。つまり「鹹湖」を固有名詞と誤解している。同じような誤解は、現在出版されているラーメンに関する本にみられる。(04/2/5)

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