|
||||||||||||||||||
![]() |
超人気ラーメン店「竈」成功の秘密 清水博丈 双葉社 1500円 2002年7月25日 ISBN4-575-29430-6 著者は、人気ラーメン店「竈」の店長。 ラーメン店の開店から経営にいたるまで、著者の経験から生まれたノウハウが、びっしり詰まっている。 例えば、「営業妨害されたくなかったら、金を出せ」という暴力団員の脅しに屈しないための対策として、開店前に警察に一礼入れておくとある。ここまでは、経験者でないと絶対出てこないアドバイスだ。 値段の設定はタクシーの初乗り運賃を参考にというのが、ラーメン業界の常識らしい。さらに原価率は30%位に設定しラーメンの値段を決める。 爆発的な人気店になった引き金は、「TVチャンピオン」や「どっちの料理ショウ」などのテレビ番組で取り上げられたこと。 現在、竈はホームページでリアルタイムに待ち時間を知らせるサービスをしている。アイディアと示唆に富む。本の印象は以上。 1回食べに行った。「こだわりすぎじゃーないの」というのが印象。いずれラーメンやめるとみた。 |
|||||||||||||||||
![]() |
魔法のラーメン発明物語 私の履歴書 安藤百福 日本経済新聞社 1200円 02年2月 ISBN4-532-16410-9 著者は日清食品の創始者で日清食品会長。チキンラーメンとカップヌードルを開発した。 チキンラーメンを発売したのが、1958年(昭和33年)48歳のとき、カップヌードルは1971年61歳のときである。チキンラーメン発売後、消費者から「精がつく、肌につやが出る」などの賞賛の声が寄せられ、1960年に厚生省は「妊婦の健康食品」として推奨し、「特殊栄養食品」に認定したというエピソードがある。 後半の「麺ロードを行く」では、ラーメンのルーツを訪ねて中国の各地の麺を紹介する。 (03/11/25) |
|||||||||||||||||
![]() |
一風堂の秘密 河原成美 経済界 2001年12月5日 1333円 ISBN4-7667-8235-6 著者は、TV番組「全国ラーメン職人選手権」で3連覇した。副題に「ラーメン職人河原成美が明かす繁盛店のつくり方」とある。 生い立ち、飲食業へのかかわり、ラーメン店一風堂の開店、超有名店店主の紹介、新横浜ラーメン博物館館長とのラーメン談義、経営のノウハウなどについて書かれている。 「陰陽五行」が著者の飲食店の経営におけるキーワード。「五行」という店を持つ。常に、前向きな姿勢が貫かれている。読み応えがあり、文庫として残したい本である。(03/2/3) |
|||||||||||||||||
![]() |
佐野実 魂のラーメン道 佐野 実 竹書房 2001年10月30日 980円 ISBN4-8124-0814-8 著者は1985年34歳のときに、神奈川県藤沢市にラーメン店「支那そばや」を開業する。2000年には新横浜ラーメン館に出店。 ラーメンの味や質だけでなくラーメン業界の向上をはかろうという意気込みが語られている。 著者が出演したTBS系テレビ番組「ガチンコラーメン道」は高視聴率を獲得した。 著者の生い立ち、洋食のコック時代、ラーメン店開業にまつわるエピソード、ラーメン作りの真髄などについて綴られている。一途で妥協をしない生き方が貫かれている。食材に対するこだわりが、半端でない。例えば日本で売られていない、においの少ないモンゴル産かん水を輸入するために大変な努力をした。著者の目標は、ラーメンがソバやうどんと肩を並べるまでになること。ソバにかけられた情熱、ソバを中心においた食のあれこれをみても、まだまだラーメンはソバを越えていない。ラーメンの発展を考えると、盛りソバのように、麺、スープ、多少の具というごくシンプルな形で評価を受けるときではないかと主張する。(02/7/8) |
|||||||||||||||||
![]() |
負けたらアカン! ―「九州ラーメン博多っ子」社長・吉田晃のメッセージ― 須田玲子 文芸社 1000円 01年1月 ISBN4-8355-1207-3 成功を収めた人が熟年に達したときに、自らの人生を本にして残したいと考えるのは、至極普通の発想だと思う。それを著者に依頼した。 ハードカバーで、体裁は立派、厚い。活字は大きい。 内容は、七転び八起きのサクセスストーリー。 ゴーストライターという言葉があるが、この本の著者はなんと呼ばれるのだろう。(03/12/4) |
|||||||||||||||||
![]() |
湯気のむこうの伝説 ラーメン偉人伝 垣東充生著 大村昭彦企画 新宿書房 1800円 2000年12月10日 ISBN4-88008-267-8 著者はテレビのラーメン番組の企画を手がけたり、番組のスタッフとして活躍したり、ラーメンとの関わりは深い。またこの本の企画者は、ラーメンサイト「ジャンボのラーメン三昧」を主宰している。本の内容はこのホームページにコラムとして掲載したものに、加筆訂正したもの。 この本に書かれている9店のラーメン店は全国の有名行列店である。いかにして有名店になったかそれをどのように維持しているかなど、店主の半生の人間模様が描かれている。必ずしも順風満帆でなかった人生も語られている。それぞれに共通しているのは、ラーメンに対する情熱と、いかに美味しいラーメンを提供するかという姿勢、さらに妥協しないことである。 また最近の行列店がマスコミによって作り出されていることも知ることができる。 10店目は旭川ラーメンの製麺店である。旭川ラーメンが有名になるには欠かせない製麺店の話である。この店もまったく妥協しない。 |
|||||||||||||||||
![]() |
なんでんかんでん の作り方 川原 ひろし 日経BP出版センター 1300円 99年12月 ISBN4-8222-4136-X 年商3億円のラーメン店「なんでんかんでん」の店主、川原ひろしの自伝。 19歳の予備校時代にラーメンを食べ過ぎて「高血圧」になったというエピソードがあるくらいラーメンを食べていた。 歌手を目指し上京して、なぜか漫才コンビ「Wけんじ」の弟子になる。しかし歌手になる願いはかなわず、「土佐っこ」のラーメンに心を打たれ、儲かるかっこいいラーメン店主を志す。オリジナリティを追求することが、著者の信念。ビバリーヒルズに支店を出したいと夢を語る。 なお、祖父は明太子の「ふくや」の初代オーナー。「ふくや」を真似て、店名に「ふく」をつけた後発のめんたいこ店をオリジナリティがないと嘆く。 この本に、暗さやつらさがまったく感じられないのは、著者の人柄が大らかだからと思う。(03/11/15) |
|||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||