| うんちく(2) (9) ラーメンの図書室 | ||||||||||||||||||||
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ラーメンの経済学 河田 剛 角川oneテーマ21 571円 2001年9月10日 ISBN4-04-704054-1 ラーメンブームと言われて久しいが、確かにマスコミへの露出度は1990年頃の数10倍になった。テレビをつければ週に何回かはラーメンに関する番組をやっている。しかし中華麺の製造量や1世帯が外食でラーメンにかける金額は、1980年代終わりにピークを迎えその後は減少している。 ラーメンビジネスは、7000億円の市場で約3万4千件の店がある。ひところ、ラーメン店の経営は当初の資金が少なく成功する確率が高いといわれていたが、その率は下がっていると分析している。 ラーメンとインターネットの関係は、ブームの一翼を担っている。ネットの影響は見逃せない。超人気サイトは「東京のラーメン屋さん」通称「とらさん」。「とらさん」を発展させた「Ramen Bank」には、全国の1万2千件以上が登録されている。世にラーメンフリークと呼ばれる人たちの食べっぷりは尋常ではない。年間1400杯食べ、救急車で運ばれた大学生がいた。ラーメンと化学調味料の関係では、フランス料理のヌーベルキュイジーヌ(新フランス料理)、イタリアから起こったスローフード運動と無化調(化学調味料を使わない)を関連させ論じる。 |
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ラーメンの文化経済学 奥山忠政 扶養書房出版 1700円 00年9月 ISBN4-8295-0264-9 「経済学の新しい方法を提起する新シリーズ文化経済学ライブラリー」との企画の中で出版された1冊である。 以下に、各章のタイトルを挙げる。「私たちとラーメン」「ラーメンの誕生」「ラーメンの分類」「ラーメンおきょうだいたち」「ホモ・ラーメンズ」「ラーメン店の経営」「村おこしと文化」「町おこしと文化」「麺類と人類」という内容である。 「ホモ・ラーメンズ」は著者の造語。「ラーメン人間」であり「ラーメンフリーク」でもよいとしている。なんだろ、これ? この本の功績の一つとして、長野県伊那名物「ローメン」を取り上げたことがある。(04/1/26) |
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こだわりラーメン道
とことんラーメン倶楽部編 青春文庫 514円 2000年9月20日 ISBN4-413-09158-2 新横浜ラーメン博物館勤務、広報担当の「竹内 伸」の取材が内容の大半。 「TVチャンピョン第2回ラーメン王 竹内 伸」の生い立ち、ラーメンとの出会いが紹介されている。「ラーメンブームの変遷」は、まず昭和40年代、「札幌味噌ラーメン」が全国に広がる。50年代に「つけ麺」や「京風ラーメン」がブームとなるが、「味噌ラーメン」ほどではなかった。60年代に「トンコツラーメン」のブームが始まる。これは「味噌ラーメン」に匹敵する人気となり、現在も続いている。最近では、「油そば」や「冷やしラーメン」などの小さなブームがある。「ラーメン王国の歩き方」と内容が重複する。 |
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ラーメン王国の歩き方
武内 伸 知恵の森文庫 514円 1999年12月20日 ISBN4-334-72934-7 著者はテレビ東京「TVチャンピオン第2回ラーメン王」。現在新横浜ラーメン博物館に勤務。ご当地ラーメンを中心に紹介。「ラーメンチャンピョン」で戦ったライバルたちと、番組収録翌日に「札幌ラーメン行脚」を慣行している。3店をまわり、メモをとる者、ビデオで注文したラーメンを撮り、さらに食べている自分の姿を自分で撮るという変わりよう。そのほか訪れた全国各地ラーメン店でのエピソードがつづられている。 |
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にっぽんラーメン物語
小菅桂子 講談社+α文庫 740円 1998年11月20日 ISBN4-06-256302-9 著者は食文化研究家。主にラーメンの歴史について書いている。日本で最初にラーメンを食したのは水戸光圀といわれているが、そのレシピを紹介。東京ラーメン、札幌ラーメンの元祖について発祥秘話が書かれている。さらにラーメンの語源、カンスイの発見、支那竹とラーメンの出会いなどについて、歴史的に解き明かしている。 |
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日本ラーメン大全 飯田橋ラーメン研究会 知恵の森文庫 光文社 495円 97年11月 ISBN4-334-72510-4 この本の著者である「飯田橋ラーメン研究会」については、ラーメンをこよなく愛する社会人とあるだけで、名前はもちろん人数すら書かれていない。掘り下げて分析しているわけではないが、ラーメンについて広く記載された薀蓄本である。鳴門は何で入っているのか、なくてもいいんじゃないかと最近は入れない店が主流になっている。鳴門がラーメンに入った経緯は、まだラーメンが一般に認知されていないころに親しみやすくするために、そばから借りてきてものであった。いまや「幻の具」と呼ばれている。 雑誌で「絶品の味」とか「おいしい」とか誉められているラーメンの多くが、実際にはライターが味見しないで書いていることが多い。ラーメン特集の取材は1日に10軒以上が常識で、例えまずいラーメンであったとしても、正直に書くことはない。書いても編集者に書き直しを命じられるのが落ち。おいしいラーメンの情報は口コミが一番と、内幕が暴露されている。そういえば、ラーメン紹介本を片手に期待に胸を膨らませて訪れて、何度がっかりさせられたことだろう。 |
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元祖!ラーメン本 ラーメンのことなら何でもわかる 博学こだわりくらぶ[編] KAWADE夢文庫 河出書房新社 97年9月 ISBN4-309-49209-6 薀蓄本であるが、肩のこらない内容。 「ラーメン店は、なぜ一人で入らなければならないか」では、理由が二つあるという。ラーメンを食べるための所要時間は男性5分、女性8分。こんな短時間で食事が終わるわけだから、複数で入る店としてふさわしくない。もうひとつの理由は、ラーメンはふと食べたくなる。だから、デートや家族団欒にそぐわないとする。たとえ複数で入っても、いったん店に入ったら、赤の他人と思ってラーメンの食べることに集中し、会話は最小限にせよというのだ。強引な意見だが、ついうなずいてしまう。(03/11/30) |
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超凄いラーメン 武内 伸 潮出版社 971円 1996年9月20日 ISBN4-267-01407-8 ラーメンフリークにとってバイブル的な本。著者は17歳のときに、荻窪の「春木屋」のラーメンに出会い感激し、将来ラーメンに関する本を書いて印税を手にしようと思い立った。それから18年間、食べたラーメンについて事細かに記録した。その徹底した調査ぶりをみると、テレビチャンピオンのラーメン王になるのもうなずける。 最近のラーメンブームについては、多くの店が平均点に達する味を出すようになったが、昔のように本当に「まずい」店と出会えなくなったことをマゾヒステイックに残念がる。 |
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ラーメン大好き!! 東海林さだお編 新潮文庫 360円 1985年8月21日 ISBN4-10-136402-8 ラーメンが今ほどの大ブームではなかった頃に発刊された。まず、人気店の店主へのインタビューが収録されている。さらに、ラーメンの魅力について26名の愛好家が考察している。編者の東海林さだおが、「ラーメン大学」で学んだスープ、具材の調理法、麺のゆで方などのコツについて密かに教え、またどのようにしてラーメンを食するかを、「ジョージ君」の視点で述べている。 最後は、座談会でラーメンへの熱い思いが語られる。ラーメン本の古典というに相応しい。360円は15年前の値段、今はもっと高いかもしれない。 |
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