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ガストロノーム
平成14年8月23日

 あまり一般的な言葉ではないが、ガストロノームは美食家・食通という英語である。すでに外来語として使われているフランス語のグルメに相当する。
 ガストロノームには、「微細な味の違いを記憶する舌を持つ人」という別のニュアンスがある。この特別な舌は生まれつきのものであると言われる。絵を書くことや楽器を奏でることと同じように天から与えられた才能である。グルメにはなれてもガストロノームにはなれないということになる。もともとその才能を持つ人が大人になって目覚めることもあるが、幼いときから食べることに恵まれた環境にいたほうが、ガストロノームの才能が伸ばされる。ガストロノームが料理人になって、料理のうでも卓絶であれば、料理界の革命児などと呼ばれ、斬新な料理を生み出す人物になるかも知れない。料理の世界で、誰が革命児なのかは知らないが、革命児はいそうだ。
 ところで、ガストロノームの対極に味盲というありがたくない呼び名がある。味盲を0、ガストロノームをとすれば、ガストロノーム度50以下の料理人の作った料理は、どんなジャンルの料理もできれば遠慮したい。 などと勝手なことを書いているが、自分自身のガストロノーム度はいくつなのだろうとつい考えてしまう。  
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